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万聖節(Araw Ng Mga Patay)

毎年11月1日は万聖節(All Saints Day)。キリスト教徒の祝日の一つで、全ての聖人と殉教者を記念する日だ。

この日はフィリピンでは「Araw Ng Mga Patay(アーラウ・ナン・マガ・パタイ - タガログ語で『死者たちの日』という意味)」とも呼ばれ、祝日に制定されている。

Araw Ng Mga Patayでは人々前日に田舎に帰り、親族が集まって墓参りをする。墓石をきれいにし、花やろうそくを供え、死者のために祈りを捧げる。日ごろ会えない親戚たちと再会し、近況報告や昔話をしたり、食事をしたり音楽を聴いたり歌を歌ったりしながら夜を明かす。いわば、墓場で死者を交えた徹夜の家族会議兼ピクニックが展開されるわけだ。

人々が家族総出で何千人も墓地に集まるのだから大変だ。まず前日にみんないっせいに田舎に帰ろうとするため、長距離バスの停留所や港が大混雑する。もちろん道路も渋滞。そのため企業の中には営業を午前中で切り上げるか、もしくは丸1日休みにするところも多い。渋滞緩和のための交通規制も行われるため、当日外出の予定がある人は事前に移動ルートの確認をしておいたほうがいいだろう。

墓地もしかり。限られた敷地内に人々が押し寄せ、大騒ぎとなる。駐車場所の争奪戦、迷子、諍い…。数年前には、駐車場の取り合いが嵩じて殺人事件にまで発展したこともあるほどだ。死者に会いに来たのに、逆に自分が死者になってしまってはシャレにもならない。

最近はそのような騒ぎを防止するため、墓地の警備強化やアルコール類の墓地への持込禁止などといった対策が取られるようになったので、いくらかましにはなっているようだ。

騒ぎは墓地の中だけではない。ここぞ稼ぎ時とばかり、花売りやろうそく売り、バーベキュー売りといった屋台が軒を連ねる。こうなったらもう一種のお祭りである。

ちなみに2008年に起きた珍騒動を一つ。

マニラで最も古くからある某墓地では、無計画にボンボン墓石を建てていった結果、新たに墓石を建てる場所がなくなってきたため、墓の整理をし始めたようだ。

中には遺族に何の連絡もなしに遺体の移動が行われ、墓地に来て見たら墓がそっくりなくなっていたという、遺族にとってはなんともやりきれない事態も起きたらしい。

いずれにしても、この日は墓地やその付近に近寄らないほうが無難だろう。